白い輪 読谷村史編集室 読谷村戦後復興資料データベース

ID:000012 1946年9月1日 作成

帰村に関する行政文書

読谷村建設中止に関する件

若し夫れも不可能とならば右物品は民政府に於て適当に保管相成ること。
二、建設隊員の食糧は8月12日以来石川地区倉庫より卸値にて送付を受けその代金は各自より徴集する予定なりしも突然の引あげにより徴収不能に付右食糧代金は無償にせられ度きこと。
尚食糧補給の為東村より買入れたる甘藷1306斤代金391円80銭は村後援会より支払う予定なりしも今やその途なきに至るたるを以て民政府に於て支払われ度きこと。
三、建設隊員は我が村の建設ならばと現職を去り馳せ参じたるもの多し。是等は総て元職に復帰せしめ生活の安定を期せしめられ度し。
四、読谷村に到底住民移動不可能とならばせめて国頭地方に於て悪疫マラリアに悩まされ居る5千有余の読谷村民は努めて郷土読谷に近き場所を選定して移動せしめ安住せしむる様御取計相成り度し。

資料ID
000012
作成日
1946年9月1日
資料名
帰村に関する行政文書
件名
読谷村建設中止に関する件

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