白い輪 読谷村史編集室 読谷村戦後復興資料データベース

ID:000138 1949年11月11日 作成

帰村に関する行政文書

旧大湾部落への住民復帰に関する請願

1949年11月11日
読谷村字大湾部落住民一同
シーツ少将殿

旧大湾部落への住民復帰に関する請願

私どもは現在大木区に集団居住を致しておりますが、貴下に対して左の理由により部落民の総意を以って移住を速やかに許可下さる様請願致します。

理由
1. 私ども部落民500余名は祖先代々住み馴れた土地へ一日も早く帰り本格的な郷土復旧に邁進したい。

2. 現在の所は飲料水の取得に極めて不自由であります。現住地は戦前は小さな一部落で井戸の設備が少なく、住民2,500余名に対して井戸使用可能数は12箇所であります。婦女子は飲料水を得る為に毎日2-3時間を費やし、夜間遅くまで、あるいは未明から行列で順番を待っている有様で、洗濯や入浴等はおろそかになりがちで非衛生的であります。

資料ID
000138
作成日
1949年11月11日
資料名
帰村に関する行政文書
件名
旧大湾部落への住民復帰に関する請願

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