読谷村史編集室

1946年6月5日
読谷山村長　知花英康
沖縄民政府知事　志喜屋孝信殿
農耕隊派遣方申請
農耕可能の土地を余す所なく耕して食糧の増産を計ることは食糧対策上緊急の要務にして殊に来る8月に至れば食糧輸入激減を予想せらると［承り］まことに■慮に堪えざる次第に御座候
然るに読谷村は村内への移動未開始の為相当の耕作可能地有之候え共■■荒廃のままに放置せられ［見るに］堪えざる状態に有之候　若しこのままにて■下の植付適期を逸せんか今後の食糧欠乏は勿論各種作物の種苗までも絶え［果て］由々しき事態を惹起する憂有之候に付別紙計画書によリ農耕隊派遣方御取計相成度関係書類相添へ此段候及申請候也
関係書類
一　読谷村地図（耕作可能地記入）
一　耕作場所並可能予定面積
一　耕作隊の組織編成方法

7月30日農耕許可［指令受く■～■